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犬を飼う事は奥が深い 飼い主もわんちゃんと一緒に成長する

来月で14歳なにる雌の柴犬「りん」と暮らしています。

家族構成は夫と、夫の両親の4人家族で、りんは我が家にとって、初めて迎えた犬です。

そもそも私は猫派、犬には「怖い」イメージしかなく、犬との暮らしなど考えたこともなかったのです。それがどうして犬を?というと、CMやドラマで観た柴犬の愛らしさに


夫がすっかりメロメロになってしまい、頭の中は「犬と言ったら柴犬」という状態になってしまったようなのです。頻繁に「犬を飼いたい」アピールをしてくるものの、すぐに賛成するわけにはいきません。小さな命を預かるわけですから、飼いっぱなしにはできません。


自由気ままな猫と違って、犬は毎日の散歩が最重要課題です。

夫は普通のサラリーマンですが、仕事に拘束される時間が長いので、すべての世話が私に掛かってくるのは目に見えています。

一向にOKを出さない私に12月のある日、夫が内緒で犬を買って帰るという強硬手段に出たのです。しかも私への誕生日プレゼントとの口実です。


確かに翌日は私の誕生日ですが、反対している私へのムチャ振りも甚だしい、と頂点に達したはずの怒りが子犬を見たとたんに雲散霧消してしまったのです。愛らしい姿に一目で魅かれ、すぐに名前まで決めてしまいました。


突然の展開なので、ペットショップから購入したフードの他は、迎える準備など皆無です。急ごしらえのダンボール箱が子犬のベッドとなり、その晩から家族としての生活がスタートしました。


何の知識もない私たちにとって、りんは小さな怪獣でした。愛らしい姿とは裏腹に神経質で攻撃的、甘咬みどころか本気でくるので、人間たちは傷だらけ。


主に世話をしている私が一番の被害者です。当時は近所に犬を飼うお宅もなく、相談相手もありません。本やネットで情報を集めました。まず困ったのが叱り方です。


すぐのタイミングで叱ることが大切と言われても、咬まれた直後はこちらのショックが大きすぎて、呆然とするばかり。家の中でのルール決めも難しい問題でした。


甘やかす人がいる一方、体罰で教え込もうとしたり。家人によって対応が異なるので、知恵のついてきた子犬は、人の顔色をを窺うようになりました。


次に直面したのが食糞の問題です。これには本当に驚かされました。無知な私にはかなりの衝撃で、子犬の行動チェックにかなりの神経を使いました。


調べてみれば、子犬時代のそれは大して珍しい事ではないのですね。ワクチン接種が済んで外へ散歩に出るようになると、食糞は嘘のようにしなくなりました。


もうすぐりんは14歳、シニア犬と呼ばれる年齢です。もう私たち夫婦の年齢はとっくに超えています。ドタバタと始まった生活で、いろんな問題行動に本気で泣かされた時期もありました。


この先ずっと面倒をみられるのか?と不安にもなりましたが、今はかけがえのない大切な家族の一員です。神経質な面は相変わらす、咬みつきも完全になくなったわけではありません。でも確かに心が通い合う瞬間を感じるのです。


しつけ本の情報を当てはめようとしても、相手は生き物です。個体として接するべきで、犬種で一括りにはできません。いろいろと紆余曲折はありましたが、優しい散歩仲間と知り合えたことが大きな転機となりました。


よその人や犬が苦手だった愛犬が、今では、友達犬との散歩を心待ちにするようになりました。子犬時代には間に合わなかった社会性を、犬仲間によって勉強させてもらっています。お陰で随分と優しい表情を見せてくれるようになりました。

あと何回一緒に散歩できるのでしょう。りんの最期の日まできっちりと世話をするのが、今の私の目標です。穏やかに暮らしてもらうためにも、私が元気でいなければと思います。

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